
OB訪問・OG訪問とは、大学生等が希望企業の情報収集をするために、その企業に勤める大学等の先輩を訪問することをいいます。OBとOGの違いは、訪問相手が男性であればOB、女性であればOGといい、内容に違いはありません。
OB訪問OG訪問をするメリット
OB訪問OG訪問をする最大のメリットは、希望企業に対して熱意を見せることができるという点です。就職活動をしている人のうち、実際に小売業でOB訪問OG訪問をしている人の割合は3人に1人もいません。大体30%未満です。理由は簡単です。「やり方がわからない」「面倒くさい」というのが主な理由です。実際にOB訪問OG訪問をしている人が少ないということは、やれば他の人よりも会社にアピールできるということです。
OB訪問・OG訪問で会社の雰囲気などがわかるのもメリットの1つですが、情報収集について過度な期待は禁物です。相手はその会社に所属している人間なので会社のことを悪く言うわけがありません。もし悪く言ったことが何かの拍子にバレてしまったら大変です。本人の評価に繋がりますし、下手をすると会社側から損害賠償を請求されるかもしれません。会社の人事担当の人より少しだけ詳しく教えてくれる程度であると認識しておきましょう。
OB訪問OG訪問のアポイントの取り方
OB訪問OG訪問のアポイントの取り方には、次の方法があります。
- 大学等の就職課に相談
- ゼミや親しい先生(教授等)に相談
- クラブ、サークルの先輩を探す
- 友達に相談
この中で最もアポイントが取りやすいのが大学等の就職課です。大学の就職課は、大学生の就職情報を多く持っています。全てではないですが、どの学生がどの会社に就職したのかをある程度把握しています。ゼミや親しい教授、クラブ・サークルなどの知り合いを探すのも良いですが、まずは就職課がベストです。OB訪問OG訪問の手順やマナーなども丁寧に教えてくれますし、大学によっては会社の人事担当と良好な関係にある人もいるので、OB訪問OG訪問を受け付けていない会社でも無理を聞いてくれるかもしれません。
就職課で希望企業のOBOGを見つけることができたら、会社に連絡しましょう。
連絡は電話がベター
最近ではOB訪問OG訪問の最初の連絡をメールでする人がいますが、私は電話でするのが良いと思います。どうしてもメールだと気持ちが伝わりにくいですし、素っ気ない印象を受けます。ただし、会社によっては(特に大手)メールを希望しているところがあります。そういう場合以外は直接人事課に電話した方が、気持ちを伝えることができます。どうせするなら気持ちが伝わる方が良いですよね。