無借金経営は必ずしも良いとは言えない!?

無借金経営って聞くと何だか良い会社のような気がしませんか?

「あの会社は無借金経営だから安心だ」

「あの会社は借金が大きいから不安だ」

就活をしているとこうった話を聞くことがあります。普通に考えると借金はない方が良いように感じますが、ビジネスの世界では必ずしも無借金経営が良いというわけではありません。

無借金経営はいい!?無借金経営にはリスクがある!

無借金経営。いい響きです。借金がないので倒産する心配もないし、定年まで安心して働けるような気がします。しかし、それは本当でしょうか?

実は必ずしも無借金経営が良いわけではありません。なぜでしょうか?

例えば、たまたま100万円で好条件の空きテナントが見つかったとします。ですが、あなたには現在手元にお金がないとします。その場合、あなたならどうしますか?調査の結果、十分に利益をあげることができ、その額が120万円とします。銀行でお金を借りるという事は当然ですが利息を払わないといけません。利息をわかりやすく10%と仮定して、100万円借りると1年後には110万円を返済しなければなりませんが、利益が120万円ですよね。

120万円 - 110万円 = 10万円

10万円の利益がでます。つまり、もし無借金経営を貫いた場合は10万円の利益を失うということです。

ただ、これでも「利益は失ったかもしれないが、損もしていない」と思う人がいると思います。ここで問題なのが、あなたが「良い」と思ったテナントなら競合店も「良い」と思うということです。もし利益が出る確率が高いことにたいて投資をせずに、それに競合他社が投資した場合で、そこで利益をあげるとどうなるでしょうか?自社の脅威になる恐れはありませんか?競合店が自社の顧客を奪うくらい営業攻勢を強めたらどうしますか?

無借金経営とは一見聞こえはいいですが、このように利益を得る機会をロスしているばかりか、脅威を生じさせることもあるのです。

必ずしも「借金のある会社 < 無借金の会社」というわけではないのです。

DCF法

このように投資をするにあたって、その可否を判断する方法にDCF法というものがあります。DCFとは、資産価値を評価する方法のひとつで、ある資産を保有することによって得るであろう将来キャッシュフローを一定の割引率を用いて割り引いた現在価値をもって投資の可否を判断する方法です。

販売士はこのような知識も習得できる!

販売士は、わが国の流通業で唯一の公的資格として高く評価されており、企業の中には、採用の基準、昇進・昇格の条件にしているところや社員の自己啓発の一環として資格取得を奨励しているところもあります。販売士では、これまで何気なく考えていたこと、わかっていたことを正しく理解する為の知識を学べます。

販売士は勉強すれば合格することができる資格です。3級2級1級と級分けされているため、流通業界の知識が全くない人でも3級から始めることでスムーズに知識を付けることができます。

販売士にについては「就活販売士」で詳しくまとめています。

スポンサーリンク

関連記事

流通業界唯一の公的資格 販売士

販売士(リテールマーケティング)検定は流通業界唯一の公的資格です。就活などで役立つことから販売士3級受験生の多くが大学生、短大生、高校生等の学生になっており、合格率も約60%!実際の合格率は約80%です。就活での役立ちポイントの割に難易度が低いため一定の人気がある資格のひとつです。
販売士の勉強法、おすすめ本などはこちらから 販売士講師が運営「販売士と就活で役立つ資格

スポンサーリンク

ページ上部へ戻る