就職内定率が85.1%で過去最高 2019年7月

就職情報大手のリクルートキャリアが5日に発表した2020年春に卒業する大学生の就職内定率が85.1%で、過去最高を更新したという記事がありました。

就職内定率が高いということは、就活生からすると「仕事探し」という点においては非常に良い話だと思います。が、就活の目的は内定をもらう事ではなくて、一生の仕事をするためのスキルを身につける事であると思います。

競技で言えば就職はスタートラインに立っただけのことで、これから同期や先輩(将来的には後輩)などとの厳しい競争に勝たなければ、収入を上げていくことが難しくなるだけではなく、仕事を続けることすら難しくなります。

会社説明会などでは

「弊社では社員教育に力を入れております!」

などと、魅力的な話をするところが多いと思いますが、実際には各人が他者よりもより自発的、かつ、積極的にスキルアップを心がけなければ、気が付けば同期・後輩が自分よりも先のポジションになってしまうかもしれません。

「採用者数が多い=ライバルが多い」

とも受取れます。

会社の業績は永遠に右肩上がりということはあり得ず、いずれ訪れる不景気の波に飲まれてしまわないように、皆が浮かれている時ほど自身のスキルアップに励むべきだと思います。

ちなみに、私が就活生だった2001年は就職氷河期で、就活生の時から資格取得などスキルアップの活動をしている人がいました。もちろん、今でもスキルアップのために活動をしている人がいるのはわかっていますが、多くの資格試験の受験者数を見てみると、景気が良くなるにつれて受験者数が減少しているという事実もあります。

資格取得だけがスキルアップではありませんが、資格って相手に対して一定の能力があるという事がわかりやすいですし、なにより資格取得で学ぶ知識を実務で役立てることができれば、評価も高まります。

皆がスキルアップを意識している時に活動しても、なかなか結果に結びつきません。いくら自分が10努力しても周りも10努力していたら皆と同じ。景気が良く皆がスキルアップを意識していないときこそ、他者との差をつけるチャンスです。

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