多くの会社では求人に応募(エントリー)するときに履歴書の他にエントリーシート(ES)と言われるものを提出しなければいけません。ここではそのエントリーシートのポイントを紹介します。
- 嘘は書かない
- 質問には簡潔に答える
- 具体的に、かつ、簡潔に答える
- 誤字脱字に気をつける
- ボールペンは油性の黒
- 丁寧な字を心がける
- 修正ペンは使用しない
嘘は書かない
エントリーシートには絶対に嘘は書いてはいけません。嘘がバレると不採用だと考えて間違いありません。場合によっては内定・採用後に内定・採用取消になる恐れがあります。特に資格・免許の嘘は厳禁です。「あとで取ったらバレるわけない」と高を括っている人がいますが、資格・免許ともに証明書には取得年月日が記載されています。万が一、会社から合格証書などの証明書提出を求められたら最後です。嘘がばれます。また、エントリーシートに書いたことは、面接が終わるまで会社で保管します。もし面接官が質問したこととエントリーシートに記載したことに違和感があれば面接官は必ずそこを追求します。
質問には簡潔に答える
エントリー数が多い会社であれば、採用担当者は一日に百枚以上のエントリーシートを見なければいけません。エントリーシートを見る人が読みやすいように質問には簡潔に答えるようにしましょう。ダラダラ長い文章ほど内容がなく、読んだ後に「一体どういうことだろう?」と読み直さなければならないことも…。文章は長く書くより短く書くほうが文章力が問われます。
ちなみに、結論を最初に書くと読みやすい文章になります。
具体的に、かつ、簡潔に答える
質問には簡潔に答えた方が良いですが、できる限り具体的に答えるようにしましょう。抽象的な表現は数多くあるエントリーシートに埋もれてしまい、印象に残りません。「私は明るい性格です」こういった文章には何の説得力もありません。具体的に何が明るい正確なのかを簡潔に書きましょう。
誤字脱字に気をつける
誤字脱字は非常に印象が悪いです。採用担当者は、誤字脱字のある書類を見たときに「この人はこの書類を見直していないな、仕事も適当かもしれないな」と思います。会社に提出する書類は必ず見直しをして、誤字脱字がないように注意しましょう。
ボールペンは油性の黒
エントリーシートを手書きの書類で提出する場合は、必ず黒の油性ボールペンで書きましょう。シャーペンや消えるボールペン、カラーペンは指示がない限り使ってはいけません。最近ではエントリーシートに消せるボールペンを使用している人がいますがボールペンは消せないことに意味があります。消えていいのであれば鉛筆OKのはずです。また、アピールのためかカラーペンを多用する人がいますが、指示がなければ絶対に使用してはいけません。カラーペンOKのところは事前にその旨を伝えてくれています。
丁寧な字を心がける
エントリーシートの文字は綺麗である必要はありません。綺麗であることに越した事はありませんが、綺麗でないからといって不採用になるということはありません(ただし、事務職では字の綺麗さが問われることがあります。)。
エントリーシートは多い会社で一日に数百枚見なければいけません。字の汚い・雑なエントリーシートは読むだけでも苦労します(見た瞬間嫌になる)。採用担当者が読みやすいように適度に字間や行間を設けて丁寧な字で書くように心がけてください。汚い字でも一生懸命丁寧に書こうと心がけた字というのはわかります。
修正ペンは使用しない
修正ペンの使用は非常に印象が悪いです。修正ペンを使用したということは書き間違えたということです。書き間違えたということは、下書きをせずに書いたか、注意力が足りないかのいずれかです。エントリーシートを複数枚もらえるときは2枚はもらうようにし、1枚しかもらえない場合は、コピーをして下書きしましょう。